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毎回のアトリエでは、子ども達は、それぞれが自分なりの楽しみを見つけて活動しています。それは10人いれば10通り。ある部分では似ていることもありますが、全く同じ子どもはひとりもいません。
最近亡くなったアップルの前CEOのスティーブ・ジョブス氏がスタンフォード大学の卒業式で行った講演の中で、これから社会に出ていく卒業生にむけて「点と点を結ぶこと」の重要性を述べています。今、やっていること(点)が、その時すぐに役立つかどうかは分からないけれど、興味を持って全力で取り組んでいれば、いつか必ず何かと結びついて「実を結ぶ」ということです。子ども達が日々の暮らしの中でやっている遊びは、決して今すぐに役に立つことではないかもしれないけど、一つ一つを自分の意思でやり遂げていけば、いつか何かとつながり、必ず「実を結ぶ」日が来るのです。 無意味なことや無駄なことをやっているように見えるときでも、子ども達は自分にとって、今必要なことをやっています。大人の価値観や大人としての良識を子ども達に押し付けることは絶対に避けてください。そして、たくさんの「点」を子ども達の経験として蓄えさせてあげてください。わくわく創造アトリエのカリキュラムは、常に「関係性」がテーマの根底にあります。今やっていることが、前にやったことと、次にやることと「関係」があり、自分なりのつながりを見出し、次々と新しい発見をしながら活動をしていく場です。つまり、スティーブの言うところの「点と点を結びつける」ことを習慣化できる場がアトリエです。習慣化すること、継続することで、たくさんの生きた知恵が子どもたちの中に蓄積していくことと思います。 また、ここで大切なことは、「集中できること」です。大人から見てどんなに楽しいと思えることでも、その子どもにとっては、やりたくないこともたくさんあります。また、大人から「やってごらん」と言われたら、やりたくなくなる子もいますね。何事も「やらされる」のではなく、「自分の意思でやっていく」ことも大切なポイントです。自分でやりたいと思ってやることには、子どもたちはものすごく集中します。やりたくてやっているのだから、全力を尽くします。やれと言われてやったことと、やりたくて全力でやったことでは、「やった」の内容は天と地ほどの差になります。その子に蓄積する「点」の質も大きく変わるでしょう。同じ時間を費やして子どもたちは育ち、大人になっていくのですから、質の高い「点」が蓄積されるように、心を配っていきたいですね。そのために大人が出来ることは、やはり「黙って待つこと」だと思います。子どもたちが全力を尽くして何かを得て戻ってきた時に「お帰り」と迎えてあげることだけだと思います。
by waku2kei
| 2011-11-24 15:39
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