最新の記事
以前の記事
2012年 01月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 カテゴリ
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
いつも 当ブログをご覧下さってありがとうございます。
このたび ブログをお引越しすることにしました。 新しいサイトはコチラです。 今後とも わくわく創造アトリエ横浜港北プレイルームを よろしくお願いいたします。 #
by waku2kei
| 2012-01-06 16:20
毎回のアトリエでは、子ども達は、それぞれが自分なりの楽しみを見つけて活動しています。それは10人いれば10通り。ある部分では似ていることもありますが、全く同じ子どもはひとりもいません。
最近亡くなったアップルの前CEOのスティーブ・ジョブス氏がスタンフォード大学の卒業式で行った講演の中で、これから社会に出ていく卒業生にむけて「点と点を結ぶこと」の重要性を述べています。今、やっていること(点)が、その時すぐに役立つかどうかは分からないけれど、興味を持って全力で取り組んでいれば、いつか必ず何かと結びついて「実を結ぶ」ということです。子ども達が日々の暮らしの中でやっている遊びは、決して今すぐに役に立つことではないかもしれないけど、一つ一つを自分の意思でやり遂げていけば、いつか何かとつながり、必ず「実を結ぶ」日が来るのです。 無意味なことや無駄なことをやっているように見えるときでも、子ども達は自分にとって、今必要なことをやっています。大人の価値観や大人としての良識を子ども達に押し付けることは絶対に避けてください。そして、たくさんの「点」を子ども達の経験として蓄えさせてあげてください。わくわく創造アトリエのカリキュラムは、常に「関係性」がテーマの根底にあります。今やっていることが、前にやったことと、次にやることと「関係」があり、自分なりのつながりを見出し、次々と新しい発見をしながら活動をしていく場です。つまり、スティーブの言うところの「点と点を結びつける」ことを習慣化できる場がアトリエです。習慣化すること、継続することで、たくさんの生きた知恵が子どもたちの中に蓄積していくことと思います。 また、ここで大切なことは、「集中できること」です。大人から見てどんなに楽しいと思えることでも、その子どもにとっては、やりたくないこともたくさんあります。また、大人から「やってごらん」と言われたら、やりたくなくなる子もいますね。何事も「やらされる」のではなく、「自分の意思でやっていく」ことも大切なポイントです。自分でやりたいと思ってやることには、子どもたちはものすごく集中します。やりたくてやっているのだから、全力を尽くします。やれと言われてやったことと、やりたくて全力でやったことでは、「やった」の内容は天と地ほどの差になります。その子に蓄積する「点」の質も大きく変わるでしょう。同じ時間を費やして子どもたちは育ち、大人になっていくのですから、質の高い「点」が蓄積されるように、心を配っていきたいですね。そのために大人が出来ることは、やはり「黙って待つこと」だと思います。子どもたちが全力を尽くして何かを得て戻ってきた時に「お帰り」と迎えてあげることだけだと思います。 #
by waku2kei
| 2011-11-24 15:39
| アトリエ活動
先週の活動は、積み木でタワーを作りました。最初に「ブリューゲルのバベルの塔」という絵本を読んだので、特に男の子たちの心の中には「天井までとどくような塔を建てたい」という思いがあったようです。しかしながら、やはり天井までは相当な距離があり、踏み台を何個も重ねて高くした上に乗って積むというのは、大人でも恐い作業でした。
そんな中、年中のAくんには「絶対に天井まで」という強い意志があったようです。プレイボックスを3個重ねた踏み台では届かない・・と分かると、4個目のプレイボックスを乗せ、踏み台を高くしようとしていました。 「やっぱり、危ないから、4個重ねるのはやめにしない?」と声をかけましたが、絶対に首を縦に振りません。そんな私を見てか、一緒に活動していたRくんが、言いました。 「先生、やりたいんだからやらせてあげなよ。先生がプレイボックスを押さえてくれたら、ぼくが積み木をAくんに運ぶよ。」 そこからは、Aくんの塔が天井に届くために、みんなで協力してAくんを支えました。Rくんも慎重にAくんに積み木を渡してくれました。高い塔が倒れてくると本当に危険なので、命がけ(?)でした。 優れたリーダーシップが発揮される時には、明確なビジョンを示してくれる「リーダー」の存在と、それを現実化してくれようとする「フォロアー(サポートしてくれる人)」の存在が不可欠だそうです。優秀なリーダーとなる人が一人で存在していただけでは、その人はリーダーにはなりえず、決して、ビジョンが現実化することはないそうです。まさにその通り、Aくんは一人では、決して天井まで届く塔は作れなかったかもしれません。Rくんが、まず私を説得してくれ、手助けをしてくれたからこそ、天井までの塔は現実化しようとしたのかもしれません。 実は、結果としては、この塔は「あと1センチ」のところで残念ながら倒れてしまい、Aくんは言いようのない悔しさをかみ締める結果となりました。でも、きっと、この経験が次の挑戦のための原動力になることと思います。私にとっても、こどもたちの底力の偉大さを教えてもらった活動でした。 #
by waku2kei
| 2011-11-09 15:34
先週の絵画の活動では、毎回のことながら本当にすばらしい作品の数々で、出来上がったみんなの作品を並べて飾った時、アトリエがまるで小さな美術館のようでした。まだまだ小さいと思っていた幼児クラスの子どもたちも、もう10月になり、幼稚園にも慣れ、たくさんの自信がうまれたのでしょうね。それを感じさせるとても力強い作品になっていました。「抽象絵画の作品展のようですね」とお迎えのお母さんたちの口から思わずこぼれていました。
今回はモチーフに「ひょうたん」を使いました。特に幼児クラスの子どもたちからは「これ、どこからやってきたの?」という質問がありました。絵画のモチーフの「ひょうたん」が、自分たちに絵を描かせてくれるためにやってきた「お客様」のような扱いです。「このひょうたんは、みんなに自分を描いてもらいたくてやってきたんだよ」と言うと、すぐさま重たいイーゼルを運んで、絵を描く準備を始めていました。もう、今すぐ描かなきゃ!!という思いでいっぱいです。描きたいという思いと、ひょうたんを喜ばせたいという優しい思いで子どもたちの気持ちは「いてもたってもいられない」ようすでした。 子どもは、大人なんかよりもずっと、愛と優しさにあふれた生命体ですね。子どもは、身の回りすべてのモノに生命を感じ、自分が持っているすべての愛を注いでくれているように思います。子どもたちのこの「優しさ」を成長とともに決して失わせないためにも、大人たちが身の回りのすべてのモノ・事を大切にしている姿を子どもたちに示していかなくてはいけませんね。そして、子どもたちにお母さんからの愛を惜しみなく与えてあげてあげることが大切だと思います。愛を与えるとは、欲しがっているものを買い与えることや、やってはいけないことをやらせてあげることではありません。子ども自身のことをただ信じて、見守っていてやることだと思います。どうしても自分の力だけでは乗り越えることができなくて、助けを求めている時だけ、手を差し伸べてあげてください。「手出し・口出しをしない」ということが和久共育のモットーなので、子どもが困っている時も、「自分でやってみなさい!」と助けないでいるお母さんがいらっしゃるかもしれませんが、困っている時は喜んで助けてあげる、ということも「愛」を育てている時間ですよね。 今、目の前にいるこの子どもたちが、このままの優しさを持って育ってくれれば、未来の世の中は「愛」と「優しさ」であふれたすばらしい世界になることでしょう。子どもたちが生きる未来の世界が、より良い世界になるよう、私たちも親として何ができるか考えていかなくてはいけませんね。 #
by waku2kei
| 2011-10-19 15:30
| アトリエ活動
私は先日、母になって、10歳の日を迎えました。もちろん大変なこともたくさんありましたが子どもたちの優しさや強さや愛嬌に癒され、励まされた10年間でした。10年って長いようで、短いですね。本当にあっという間のことのように思います。これからの10年もきっと、子どもたちの成長とともにあっという間に過ぎ去っていくことと思います。一日、一日を大切にアトリエでも、家庭でも子どもたちの心に寄り添って生きていたいと思いました。
ところで、長男がまだ1歳にも満たない頃、私は、「いかに、子どもに一人遊びをさせて、自分の自由な時間を作るか」ということを一生懸命考えていました。家にいる時は、ずっと私のそばから離れなかった長男でしたので、少しは一人で遊んで欲しいと願っていたのかもしれません。そしてそのためには、「どのような玩具があると、集中して遊ぶことができるのか?」ということもなんだか必死で考えていました。長男は車が大好きだったので、車のおもちゃもたくさん買いました。でも、途中から、集めることに必死になっていて、車で遊ぶことにはつながっていないことに気がつきました。おままごとのおもちゃ、玉落とし(クーゲルバーン)のおもちゃ、電気仕掛けのおもちゃ、いろいろと買ってみましたが、どのおもちゃもすぐに飽きてしまって、次のものが欲しくなってしまう・・・という結果に終わってしまいました。なんでだろう?どうしてだろう?と考えている時に出会ったのが、和久先生の「おもちゃの選び方・与え方」の小冊子でした。 子どもにとって、遊びは生活のすべてです。したがって遊びの中でたくさんのことを学び、人生の基礎となることを身につけていきます。どのような玩具でどう遊ぶかということは大人が考えている以上に重要なことです。また、私たちが暮らす世界には、目に見えることばかりではありません。目には見えないけれど大切なことがたくさんあります。それは、「美」「愛」「真理(科学によって求められるもの・法則)」の3つです。美しさは目で見えると思われるかもしれませんが、「美」は心で感じることであり、見えるものではありません。(遊びの創造共育法①p.68~) この3つの要素を遊びながら感じ取ることのできる玩具は、世界中を探しても和久童具だけです。子どもは遊びながら、美しさ(調和)を感じ取る感性を磨き、童具に内在されている秩序を感じながら新しい発見をする。自分の思い描いていた世界を積み木で表現しながら、ごっこ遊びに興じ、「愛」をはぐくむこともできる。私たち大人も日々の生活の中で、見える世界から見えない世界を洞察し、見えない世界から見える世界を見つめなおす作業を行いながら、ものごとの本質に近づいていっています。ものごとを探求していく基礎を和久童具によって身につけているということになります。 子どもが童具で遊んでいる姿を見るにつけ、子どもの創造力の豊かさに圧倒されます。「主体性」と「創造力」はこれから大人になっていく子どもたちに絶対に身につけていて欲しい力です。和久童具そして、わくわく創造アトリエでは「これからの世の中をより良く変えていける人間」を育てていきたいと思っています。 #
by waku2kei
| 2011-10-12 15:22
| アトリエ活動
|
ファン申請 |
||